2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

The Dagor Dagorath

このFinal Battleがちょっと気になってたのが、たまたま見付けたこのサイト http://www.lotrlibrary.com/agesofarda/dagordagorath.asp HoME IVとVの要約のようですね。エッダのRagnarök(ラグナロークorラグナレクル)みたいに、世界が老いてパワーが弱って…

この日記を始めたホントの理由は

まだ翻訳の出てないこのHoMEを本気で読んでみようと思ったのでした。The Complete History of Middle-Earth [Part1]作者: Christopher Tolkien,J. R. R. Tolkien出版社/メーカー: HarperCollins Publishers Ltd発売日: 2002/12/02メディア: ハードカバーこの…

エピローグ

33: Epilogue その後もモスクワは混乱がつづき(国中に)黒猫受難や誤認逮捕が相次いだ。捜査当局は前代未聞の力を持つ催眠術師の仕業で、マルガリータと小間使いもその美貌が故に彼等に誘拐されたと結論。精神病院から自称巨匠の誘拐された動機は解明されな…

雀が丘から永遠の住み家へ

31: On Sparrow Hills 雀が丘に集結した一行は、モスクワに別れを告げ、出発 The steeds tore off, and the riders rose into the air and galloped. Margarita felt her furious steed champing and straining at the bit. Woland's cloak billowed over th…

時はきた!

30: It's Time! It's Time! 一夜明けて、巨匠はこれからの行く末を想ん計って、マルガリータに元の生活に戻るように説得するが、彼女は茨の道を歩くことを恐れない。そこへアザゼッロがミッション遂行にやって来る。つまり、二人を天(地獄?^^;)に召して安…

巨匠とマルガリータの運命

29: The Fate of the Master and Margarita is Decided とある美しい建物(Church of Christ the Saviorだろうだって)のテラスで、モスクワの町を見下ろすヴォランドとアザゼッロ。そこへ現れたレヴィ・マトヴェイの嫌味に、サタンさんは 'You uttered your…

二人組の最後の冒険

28: The Last Adventures of Koroviev and Behemoth サドヴァヤ通りの火事の15分後、チェック野郎と猫顔のデブは外貨ショップに出現。大混乱に陥った豪華な店も炎上。 その1分後、作家協会の本部グリボエードフにて。「温室のパイナップルのように保護された…

五十号室の最期

再びモスクワ。 27: The End of Apartment No.50 一連のヴォランド事件を捜査している当局は夜を徹して作業が続いていた。 ヴァリエテ劇場のスキャンダル。轢死したベルリオーズの首の盗難。サドヴァヤ通りのアパート50号室の怪etc... 失踪したヴァリエテ幹…

埋葬

26: The Burial イエシュを処刑するという取り返しのつかぬ事をして、ピラトは悔恨の念にさいなまれる。 It was clear to him that that afternoon he had lost something irretrievably, and that he now wanted to make up for the loss by some petty, wo…

カリオテのユダ

舞台は再び2000年前のエルサレム 25: How the Procurator Tried to Save Judas of Kiriath ピラトは秘密護衛官(英訳はSecret Service:彼の名はAphranius)と密談。表題の「カリオテのユダを、如何にして救おうとしたか」というのは、密談の会話から。 ピラ…

巨匠の救出

'Manuscripts don't burn'=「原稿は燃えないものだ」 24: The Extraction of the Master 舞踏会が終わって、ホステスを務めた報酬にただ一つの願いを聞いてくれることになている。マルガリータの望みは、勿論巨匠の救出だけ。しかし、フリーダに期待を持たせ…

悪魔の大舞踏会

いよいよ真夜中。地獄の釜が開く(^^;) 23: The great Ball at Satan's サタンの舞踏会は、罪を犯して天国に行けなかった者たちの大パーティであります。王侯貴族、騎士、自殺者、毒殺者、絞首人、淫売、牢番、詐欺師、密告者、死刑執行人、裏切り者、狂人、…

蝋燭のもとで

22: By Candlelight オープンカーは静かにモスクワ市内の墓地に到着。出迎えたアザゼッロに伴われて、例のアパート50号室へ(アパートは当局の「マグル」さんたちによって見張られているけど、姿が見えないから大丈夫) 「外より広い」50号室の中は、「カザ…

飛行

箒に乗って飛び立つとき「Invisible!」と叫べば、姿が見えなくなるんだよ(^^) 21: Flight 猛烈ない勢いで飛び立ったマルガリータ。道路標識をぶっ壊し、とあるアパートで喧嘩の最中の二人のおばさんを驚かせ、目指すはアルバート街。そこには新築の豪華な「…

アザゼッロのクリーム

20: Aszazello's Cream アザゼッロのクリームを全身に塗って魔女に変身♪ The rubbings changed her not only extermally. Now joy was boiling up in her, in all of her, in every particle of her body, which felt to her like bubbles prickling her bod…

マルガリータ

いよいよヒロインの登場♪…ここから第二部 巨匠はベズドームヌイに、恋人の名を決して語らなかった。 19: Margarita そのひとの名はマルガリータ・ニコライヴナ。かなり地位のある科学者の妻。夫は若くハンサムで、誠実、しかも妻を熱愛していた。でも、マル…

不運な訪問客

18: Hapless Visitors 謹厳実直なワシリー・ステパーノヴィチが自動筆記背広に出くわすために、タクシーを飛ばしていたころ、キエフで訃報を受け取ったベルリオーズの伯父が、モスクワに到着した。 電報の文面 'Have just been run over by tram-car at Patr…

人騒がせな一日

17: An Unquiet Day 一夜明けて、前日出勤してなかったヴァリエテの会計係のワシリー・ステパーノヴィチ・ラーストチキンは仰天した。劇場の外は、スキャンダラスなショーのチケットを求めて長蛇の列。内部は幹部職員三名が失踪。今やスタッフの中で最高責任…

処刑

ベズドームヌイが夢で見たイエシュの運命。 16: The Excution 急病のためエルサレムに同行出来なかったレヴィ・マトヴェイ(マタイ)。不吉な予感通り、レヴィが到着したのはイエシュが判決を言い渡されるその時だった。 磔刑って、晒し者にしてすぐには殺さ…

バソイ氏の夢

15: Nikanor Ivanovichi's Dream コロビョフからもらった「ルーブル変身ドル札」のために、取り調べを受けるバソイ氏。わけの解らぬことをわめき散らして精神病院の110号室へ。そこで見た夢は、外貨隠匿者が収容されて教育を受ける劇場形式の場所(告白すれ…

[ブルガーコフ」雄鶏に栄光あれ

14: Glory to the Cock! 大混乱のショーは終わったが、会計主任リムスキーは名状しがたい不安に駆られる。劇場の外では、魔術師提供のフランスファッションに身を包んだご婦人方があられもない下着姿になって大恥をかいている。 そこへ所在不明だったヴァレ…

主人号の登場

13: The Hero Enters イワンの病室のバルコニーに巨匠が現れる。運命の女(ひと)との出会いと別れ、心血を注いだ作品を酷評されて原稿を燃やし、精神を病んだことを語る。 …いきさつを詳しく書かないようにしよう(^◇^;) この章には異稿があって(二カ所)後…

悪魔の魔術と種あかし

12: Black Magic and Its Exposure リホージェフにつづきヴァレヌーハも失踪して、リムスキイは???状態のなか、魔術師一行到着。ヴァリエテ劇場の幕が開き、札束の雨が降り、ご婦人方は最新ファッションに身を包む。司会のベンガリスキーはベゲモートに頭…

イワンの分裂

11: Ivan Splits in two イワンは前日の出来事を書き留めようとしたが、書けば書くほど混乱。絶望を医師に慰められて落ち着き、ハタと気付く。 'That things are not quite proper here, even a child can understand. He's a one-hundered-per-cent outstan…

作曲家の名前がチラホラ♪

8: The Combat between the Professor and the Poet スチョーパがヤルタで気を失ったころ、イワン・ベズドームヌイは熟睡から覚める。精神病院の院長先生はストラビンスキイ。なかなかの切れ者で、イワンの入院を納得させ療養を薦める。 もともと医者であっ…

不吉なアパート

7: A Naughty Apartment ヴァリエテ(Variety)劇場の支配人スチョーパ(Styopa)は、ベルリオーズとサトバヤ通りのアパートの50号室に同居していた。この部屋はとかく因縁のある部屋で、これまでにも住人が失踪していた…秘密警察の暗躍を仄めかしているそう…

予言通りの精神分裂

6: Schizophrenia, as was Said グリボエードフでの大乱闘の末、イワン・ベズドームヌイ(Homeless)は精神病院へ収監。医者とのやりとりが爆笑もの。 付き添って行ったリューヒンは、自作の詩の偽善を指摘されて自己嫌悪に。 What is it? An insult, that's w…

グリボエードフ

5: There were Doings at Griboedov's ベルリオーズが議長である、マソリート(MASSOLIT=文芸協会)の会館。18世紀初頭の劇作家グリボエードフの伯母君の屋敷だった(といわれる)所。よーするに文壇の会員は特権階級で、優遇されていたのだ。この章は、言論…