カリオテのユダ

舞台は再び2000年前のエルサレム

  • 25: How the Procurator Tried to Save Judas of Kiriath

ピラトは秘密護衛官(英訳はSecret Service:彼の名はAphranius)と密談。表題の「カリオテのユダを、如何にして救おうとしたか」というのは、密談の会話から。
ピラトは「イエシュの崇拝者がユダを刺し殺し、報奨金を大祭司へ投げ返すとのスキャンダルの噂がある。なんとかせねば。」と仄めかして、アフラーニイ(アフラニウス)に指示する。「なんとかせねば」というのは、このようにしてくれって意味。ほんっと、これって秘密工作!!
もう一つは、三人の処刑者の遺体を密かに埋葬するように指示。

  • ここでも?が…

16章は「槍先で、水を含ませた海綿」を差しのべると、イエシュは「貪るようにかぶりついた」とあるが、この章では「水を飲むのを拒んだ」とアフラーニイが報告している。この矛盾は、ノートが発見されたら解消するのだろうか?解消したいな〜♪
イエシュはさらに「感謝し、(自分の)生命を奪ったことを責めはしない」と言って、話を聞いたピラトを困惑させている。

  • そのあとイエシュが言った唯一の言葉は

'The only thing he seid was amang human vice he concidered cowaredice one of th first'
「人間の罪悪のうち、もっとも主なものと見なすのは、臆病だ(と、彼は言った)」
これってすっごく重要なこととブルガーコフは友人に言っていたそうな。
...regarded cowardice as the worst of all vices, 'because all the rest come from it'

  • アフラーニイの報告のつづき

'He kept trying to peer into the eyes of one or another of those around him, and kept smiling some sort of lost smile.'
「彼はひっきりなしに、周りの誰かれの目をじっと覗き込もうととし、なにやら当惑げな微笑を浮かべ続けていました」