蝋燭のもとで

  • 22: By Candlelight

オープンカーは静かにモスクワ市内の墓地に到着。出迎えたアザゼッロに伴われて、例のアパート50号室へ(アパートは当局の「マグル」さんたちによって見張られているけど、姿が見えないから大丈夫)
「外より広い」50号室の中は、「カザド・ドゥム」のように真っ暗で、長い階段や無数の柱廊まであるよ〜。
ある小部屋で、ムッシュ・ヴォランドと、そのスタッフに会う。サタンの大舞踏会のホステスにマルガリータが選ばれたわけ。ムッシュが独身なので、女主人が必要なんだとさ☆
<ホステスの条件>
・名前がマルガリータであること
・その土地に生まれ育ったものであること
…モスクワの121人のマルガリータの中から選ばれた、われらのマルガリータ

  • ヴォランドさんへの呼びかけ語

・英訳:Monsieur
・安井訳:ムッシュ
・法木訳:閣下
・水野訳:ご主人
…むむ〜、「ムッシュー」の方がスマートな気がする。(革命以前の)ロシアの上流階級ではフランス語が教養語だったそうだから、原書でも「Monsieur」が使われてたんじゃないかな?