[ブルガーコフ」雄鶏に栄光あれ

ミニバラちゃん

  • 14: Glory to the Cock!

大混乱のショーは終わったが、会計主任リムスキーは名状しがたい不安に駆られる。劇場の外では、魔術師提供のフランスファッションに身を包んだご婦人方があられもない下着姿になって大恥をかいている。
そこへ所在不明だったヴァレヌーハが戻ってくるが、様子が変。実は彼は吸血鬼になってリムスキイを襲いに来たのである。危機一髪で雄鶏が夜明けの時を告げる。
恐怖のあまり一瞬のうちに白髪になったリムスキイは、レニングラード行きの列車に飛び乗る。
…ヴォランドの侍女でゲーラ(ヘッラまたはヘルラ)は吸血鬼なのです。10章でヴァレヌーハは、彼女の犠牲になってしまったのよ(¨;)