巨匠の救出

'Manuscripts don't burn'=「原稿は燃えないものだ」

  • 24: The Extraction of the Master

舞踏会が終わって、ホステスを務めた報酬にただ一つの願いを聞いてくれることになている。マルガリータの望みは、勿論巨匠の救出だけ。しかし、フリーダに期待を持たせてしまった彼女は、それを裏切ることは出来ない。
ヴォランドは、憐れみはサタンの領分ではないので、フリーダの件はマルガリータ自身で解決するように示唆する。
自分の分身であるフリーダを解放することが、マルガリータの魂の解放に繋がることになる(ここのところは深いな〜)
んで、いよいよ巨匠を(ワープで^^;)呼び寄せて、アルバート街の元の古巣で、二人暮らせるように段取りが進む。
13章の異稿に出て来たマガールイッチの登場。彼は巨匠の部屋を手に入れるために、巨匠が非合法文書を隠匿していると、密告。…このへんがあやふやなんだけど、巨匠は取り調べを受けてから精神病院へ送られたと解釈して良いのだろうね?(13章では、自ら病院へ出向いたと、ベズドームヌイに語っている)マガールイッチは下着姿で、追い出される。
古巣に戻って安らかに眠る巨匠のそばで、マルガリータは甦った原稿を読み始める。

  • その他の人々の運命

・ナターシャ:奥様にお願いして魔女のままにしておいてもらう。
・ニコライ・イワノヴィチ:「悪魔の舞踏会に運搬手段として参加」というアリバイ証明をもらって帰宅…警察と奥さんに提出するんだって(^◇^;)
・ヴァレヌーハ:吸血鬼にはとてもなれないので、家に帰らせてもらう。
…もう一人アンヌシカ:50号室の階下の住人。例の向日葵油をぶっちゃけたおばちゃん。他人の秘密を盗み見たり、ちょろまかしたりして生活を立てている小悪党で、疫病神と言われている(18章にもチラッと出てくるよ^^;)。マルガリータが落とした宝石の代価に、アザゼッロは200ルーブルを渡す…今後どうなるか想像がつくでしょう?(笑)