カレワラ

言い忘れたこと

「カレワラ物語」の固有名詞表示は「V」の発音は言語に近い形で「ヴ」と表記されている。 ワイナミョイネン→ヴァイナモイネン クッレルボ→クッレルヴォ…etc. ただし、タイトルの「カレヴァラkalevala」は、広く馴染まれた日本語の美しい響きを鑑みてそのまま…

カレワラ物語

カレワラ物語―フィンランドの国民叙事詩作者: キルスティマキネン,Kirsti M¨akinen,荒牧和子出版社/メーカー: 春風社発売日: 2005/05/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (9件) を見る一日で読めるよ♪ 岩波文庫は、解説と要約を…

駆け足で

読み終わって 図書館に返却するために、大急ぎで斜め読みした…あと一週間残ってるし、延長も出来るんだけど(本当はもっとじっくり熟読したいなと思いつつ^^;) 韻文なので、慣れるまで解説を読まないと理解しにくかった。原文は強弱の韻律が素晴らしいらし…

46〜50

第四十六章 ・ポホヨラの女主人はカレワラの家畜を滅ぼすために熊を呼び出す。 ・ワイナミョイネンは熊を倒し、盛大な熊祭りが始まる。 ・ワイナミョイネンはカンテレを掻き鳴らしながら歌い、カレワラの繁栄を願う。 第四十七章 ・ワイナミョイネンの演奏を…

41〜45

第四十一章 ・ワイナミョイネンがカンテレを掻き鳴らすと、陸海空すべての生き物がこれを聴きに集まってきた。 ・その演奏に誰もが感動し、涙を流した。ワイナミョイネン自身の大粒の涙は青い真珠に変わった。 第四十二章 ・ポホヨラにて、サンポを半分よこ…

36〜40

第三十六章 ・クッレルボは出陣の準備をし、家族に別れを告げる。母以外は、クッレルボの生き死には全然気にしないという(おまえが死んだってどうってことないよ。もっと出来の良い息子or兄弟を手に入れよう^^;) ・ウンタモに攻め込み、完全に滅ぼす。 ・…

ハムレットとトゥーリン・トゥランバール

父を殺した叔父への復習のために「うつけ」を装い、愛するオフィーリアさえも欺き、自殺に追い込んだハムレットの話も同じルーツだそうな。悲劇的な運命を背負ってもがき苦しむ主人公は、もっと古い言い伝えがありそうだ。クッレルボの最期もトゥーリン・ト…

31〜35

第三十一章 この章からクッレルボの陰惨とも言える悲劇が始まる。 ・ウンタモは兄のカレルボを滅ぼし、ただひとり残った身重の女をを連れ帰る。 ・女はクッレルボを出産。子供はゆりかごの中で、既に復習を考える。 ・ウンタモはそれを恐れて抹殺しようとす…

25〜30

第二十六章 ・レンミンカイネンは結婚式に招待されなかったのに憤慨して、押し掛けていこうとする。 ・母親が止めるのも聞かずに出かけ、警告された三つの死の危険も乗り越え、ポホヨラへ到着。 <三つの死の難関:火の急流、火の穴、狼と熊と蛇の囲いと百目…

20〜25

第二十一章 ・婿イルマリネン一行がポホヨラへ到着し、歓迎を受ける。すごい贈り物! ・ワイナミョイネンはお祝いの歌を歌って、みんなを喜ばせる(潔いのね^o^) <つまり、花婿が花嫁の家に迎えに行って大宴会> 第二十二章 ・花嫁の出発の準備。花嫁は来し…

とポホヨラ

ポホヨラ(ポホヤ)はカレワラに対立する同系の異部族で、北方に位置すると考えられてるそうな。カレワラ(カレリア人)はポホヨラ(ビャルミ人)に租税を納めていたのを、ワイナミョイネン、イルマリネン、レンミンカイネンなどの英雄の活躍でその主従関係…

第二十章

・婚礼に巨大牛を屠り、ビールを仕込み宴会の用意が始まる。 ・レンミンカイネン以外が招待される。

第十九章

・女主人は結婚の条件に「蛇の畑を耕す」「トゥオニ(死者)の熊とマナラ(墓地)の狼を捕らえる」「巨大なカマスをトゥオネラの川で生け捕る」ことを請求する。 ・難題をクリアして、イルマリネンは娘をゲット。 ・ワイナミョイネンはがっくりして、いい年…

第十八章

・完成した舟でポホヨラへ、例の乙女に求婚に行く。 ・それを聞いたイルマリネンも馬で駆け付ける。 ・母親である女主人はワイナミョイネンに嫁ぐように娘に薦める。 ・娘はサンポを造ったイルマリネンを選ぶ(えらい!^o^)

第十七章

・今度はビプネン(腐りかけた巨人^^;)から言葉を聞こうと眠りから覚ます。 ・ビプネンはワイナミョイネンを飲み込んでしまう。そこで腹の中で大暴れ。 ・降参したビプネンから三つの言葉を聞き出し、舟を完成。

第十六章

・ワイナミョイネンは豊穣神サンプサに船材を探してもらって舟を造るが、それを完成させる三つの呪文が分からない。 ・その呪文の言葉を探してトゥオネラへ。死にもしないのに冥府へ行くと脱出するのは困難だそ。 ・這々の体で脱出して「あんなところへ行か…

レンミンカイネンって

ドンファンみたいな性格で、型破りでおおらかな英雄として扱われてるようだ。これリョンロットさん、カウカモイネンというもうひとりの人物の話と統合してレンミンカイネンを描いているそうだ。原型がどんな展開なのかは、今後の資料で確かめてみよう。

第十五章

・レンミンカイネンの母は、刷毛から血が滴るのを観て、ポホヨラへ駆け付ける。 ・真相を知った母は、熊手でトゥネラの川から分断した遺体を掻き集める。 ・死体を組み立てて呪文と軟膏で生き返らせ、連れて帰る(母は強い!^^;)

第十四章

・なんとか呪文で大鹿を捕らえる。 ・次の課題はヒーシ(悪魔or亡霊)の火の口をした雄馬に轡をはめること→成功。 ・第三は、トゥオネラ(冥府)の川(三途の川?^^;)の白鳥を射ること。 ・そこで殺され三途の川に放り込まれ、バラバラ事件に発展。

第十三章

・ポホヨラの娘を得るためには三つの課題をクリア瀬名場ならない。 ・まずは大鹿追跡を失敗。

第十二章

・キュッリッキは誓いを忘れて村に出かけ、結婚生活は破綻。レンミンカイネンは次にポホヨラの乙女に求婚に出ようとする。 ・母親は、に三つの死が待っていると予言して出立をとめるが、レンミンカイネンは刷毛(櫛?)を渡し、もし自分が死んだらこの刷毛か…

第十一章

・レンミンカイネンは、サーリ(島)のお嬢様キュッリッキに求婚するために出かける。 ・ほかの娘たちには人気があるのに、キュッリッキには嫌われる。 ・彼はキュッリッキを無理矢理さらって橇に乗せる。 ・キュッリッキは乱暴者のレンミンカイネンが今後戦…

サンポとは?

散歩じゃないよ。Sampoだよ。呪的秘器なんだって☆ 製粉機、製塩機、貨幣製造器等々の説が… 「底が根を張った」と言うことで、宇宙柱:その破片が穀物を生育させる呪能がある。 ほかに神話的宇宙軸:「飾った覆いが回転した」とは北極星を中心に夜空を巡る星…

第十章

・ワイナミョイネンは出かけたがらないイルマリネンを説得してポホヨラへ送り出す。 ・ポホヨラで歓迎されサンポを鍛造。サンポは岩山に設置された。 ・イルマリネンは報酬の乙女を求めるが、振られちゃう。 ・落胆してすごすご帰るイルマリネン。それでもも…

第九章

・止血するには傷を付けた刃物(鉄)の起源を知らねばならない。 ・鉄は、ウッコ大神の三人の娘の乳から生まれたそうな ・止血老人(賢者)は鉄を呪い、呪文を唱え、息子に軟膏を造らせた。 ・ワイナミョイネンは傷が癒えて帰宅。神に感謝。

第八章

・帰郷の途中美しいポホヤの乙女に一目惚れ。 ・乙女は紡ぎ棒の木片から舟を造り、その舟に手を触れないで浸水させることが出来たら妻になると約束。 ・ワイナミョイネンは造り出すが、斧で膝を負傷。 ・出血を止める賢人を捜し出す。

第七章

・鷲が海上のワイナミョイネンを救出し、ポホヨラの岸へ運び、ポホヨラの女主人に歓待される。 ・ポホヨラのためにサンポを鍛造したら、ワイナミョイネンは女主人の娘を得て故郷へも帰れる。 ・彼は故郷へ帰ったら鍛冶イルマリネンを使わしサンポ鍛造をさせ…

第六章

・ヨウカハイネンはワイナミョイネンを憎み、ポホヨラへの行程で狙い撃つ。 ・矢は馬にあたり、ワイナミョイネンは川に転落、大風が海へ運ぶ。 ・ヨウカハイネンはざまぁみろと喜ぶ。

第五章

・ワイナミョイネンは魚に変身したヨウカハイネンの妹を釣り上げる。 ・魚を切り身にしようとすると、逃げられる。 ・落胆したワイナミョイネンは、ポホヤの娘に求婚するように薦められる。

第四章

・ワイナミョイネンはヨウカハイネンの妹に求婚するが、娘はいやがって母親に泣きつく。 ・母は良縁と思い娘を説得。 ・娘は嘆き悲しんで森へさまよい、海辺へたどり着き溺れる。