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  • 第三十一章

この章からクッレルボの陰惨とも言える悲劇が始まる。
・ウンタモは兄のカレルボを滅ぼし、ただひとり残った身重の女をを連れ帰る。
・女はクッレルボを出産。子供はゆりかごの中で、既に復習を考える。
・ウンタモはそれを恐れて抹殺しようとするが、ことごとく失敗。
・成長して、子守をやらせれば子供を殺し、垣根を作らせると小枝の代わりに杭に蛇を巻き付かせ、家畜の世話をさせれば狼を呼び集め。。。とにかくめちゃくちゃ。
・ウンタモはついにイルマリネンに奴隷として売り払う。

  • 第三十二章

・イルマリネンの主婦はいたずら心で、昼食のパンの中に石を入れて、家畜番のクッレルボに渡す。

  • 第三十三章

・クッレルボはパンを切ろうとして、唯一の親の形見の小刀を壊してしまう。
・報復のため、家畜を沼に追い込んで、狼と熊の群を連れ帰る。
・主婦は乳搾りに出かけ、野獣に引き裂かれてしまう。

  • 第三十四章

・クッレルボは逃走して、森の中で老女から、親兄弟が生きていることを聞く。
・ラップの僻地にて、家族を見いだす。
・母親から、昔妹がイチゴ狩りで行方不明になったことを聞く。

  • 第三十五章

・両親の元で仕事をするが、粗野で加減を知らない。まともな仕事が出来ないので、租税を納める使いに出される。
・納税して帰る途中可愛い娘に会い、誘惑する。
・娘が行方不明の妹であることが分かり、彼女は入水する。
・クッレルボは罪におののいて、母親に告白し、自殺しようとする。
・母は自殺を押しとどめ身を隠すことを薦める。
・この不運を生んだウンタモの復習を決心する。