36〜40

  • 第三十六章

・クッレルボは出陣の準備をし、家族に別れを告げる。母以外は、クッレルボの生き死には全然気にしないという(おまえが死んだってどうってことないよ。もっと出来の良い息子or兄弟を手に入れよう^^;)
・ウンタモに攻め込み、完全に滅ぼす。
・故郷に凱旋するが、家は荒れ果て老いた黒犬以外は死に絶えていた。犬を伴って森へ狩りに出かける。
・森の中で妹を誘惑した場所に出くわす。悔悟の念にさいなまれて、剣の柄を地に突き立て、我が身を刺し貫く。

  • 第三十七章

・イルマリネンは、クッレルボに殺された妻を恋い慕い、金と銀で似姿を鍛造する。
・黄金の花嫁には命がなく、添い寝しても、偶像にさわっていた側の身体が冷たくなっていた。
・こんなの本当の妻じゃないわいと、ワイナミョイネンに譲ろうとする。
・ワイナミョイネンは「冗談じゃないわい!こんなもん押し付けんでくれい。あんたに必要なのは、もっと有用なものに鍛え直すか、いっそのことその金を結納にして新しい嫁さんを貰うこっちゃ!」と言う(笑)

  • 第三十八章

・そこでイルマリネンは死んだ妻の妹に求婚しようと、ポホヨラに出向く。
・妹は、若い身空で死んでしまった姉の後釜はいやべーとことわる。
・イルマリネンはその娘をさらって、橇に乗せてつれ帰ろうとする。
・さらわれた娘は「あんたと結婚するくらいなら狐や狼の方がよっぽどましよ!」とののしる。
・怒ったイルマリネンは娘を鴎に変えてしまう。
・家に帰って、ワイナミョイネンにことの次第を報告し、ポホヨラがサンポのお陰で裕福で安楽に栄えていることを告げる。

  • 第三十九章

・ワイナミョイネンは、サンポ奪回に出かけようとイルマリネンを誘う。
・レンミンカイネンが事情を聞き、仲間に入る。
・三人は船で出かける。

  • 第四十章

・サンポ奪回軍団は急流で巨大なカマスに乗り上げ、大奮闘で捕まえ食糧にする。
・ワイナミョイネンはカマスの顎の骨からカンテレ(弦楽器…竪琴?)を作るが、誰も鳴らせる者はいない。