46〜50

  • 第四十六章

・ポホヨラの女主人はカレワラの家畜を滅ぼすために熊を呼び出す。
・ワイナミョイネンは熊を倒し、盛大な熊祭りが始まる。
・ワイナミョイネンはカンテレを掻き鳴らしながら歌い、カレワラの繁栄を願う。

  • 第四十七章

・ワイナミョイネンの演奏を聴くため降りてきた月と太陽を、ポホヨラの女主人が捕らえて、山中に隠す。カレワラはとこしえに夜が訪れる。
・暗闇を嫌った志向神ウッコは、火を打ち出し、地上に落とす。
・ワイナミョイネンとイルマリネンは、落ちた火を探しに出かける。
・大気の処女がアルエの湖に落ちて魚が飲み込んだことを知らせる。
・ワイナミョイネンとイルマリネンは、魚を綱の網で捕まえられない。

  • 第四十八章

・麻の網で魚を捕らえる。
・魚の中から出て来た火はイルマリネンの手にひどい火傷を負わせ、森の中へ入って行く。
・あたりを焼き払いながら進んでいく火をようやく取り押さえ、暗闇のカレワラへ持ち帰る。
・イルマリネンの火傷は呪文で快復。

  • 第四十九章

・イルマリネンはその火で新しい月と太陽を造れない。
・ワイナミョイネンは、占いで月と太陽の居場所(ポホヨラの山中)をつきとめる。
・ポホヨラ戦に勝利するも、月と太陽を解放できない。
・山をこじ開ける道具を鍛造するために、一旦カレワラに帰る。
・敗れたポホヨラ側は災厄を恐れ、月と太陽を解放する。
月と太陽が再び現れ、万歳三唱(笑)

  • 第五十章

・乙女マリヤッタが蔓苔桃を食べて懐妊し、男の子が生まれる。子供は一時行方不明になるが、沼地で発見される。
・父親のない子は審問が終わるまで、洗礼は出来ないと拒まれる
・ワイナミョイネンが審査に来て、子供は抹殺するよう裁定。
・生後半月の幼児はワイナミョイネンが判決を誤ったと避難し、洗礼を受ける。子供はカレリアの王とされる。
・ワイナミョイネンは立腹し「新しいサンポとカンテレと光明を創り出すために自分が必要になるだろう」と予言し、偉大な歌とカンテレを民族の遺産として残して、銅の船で天と地の間に行く。
☆結末はマリア信仰と民間伝承がミックスしてるようだ。それでも英雄は死んだのではなく、どこかへ旅立ったのだと結んでいる。英雄再来願望は各地に残ってるんだそうだ。