XII The Return of Túrin to Dor-lómin

ドル・ローミンへの道中で、エイセル・イヴリンの水は凍っていた。もしこの水をトゥーリンが飲んだら、グラウルングの呪縛が解けて我に返ることが出来たんだろう。23年ぶりに故郷の土を踏むが、モルウェンとニエノールの旅立ちを知って、竜の嘘に気付く。フィンドウィラスの叫び声が聞こえたけれど、時既に遅し。
占領軍の首領を斃して、急いで引き返すトゥーリン。すべてが後手になってしまう。