馬と少年

The Horse and his Boy

昔々ピーターたちがナルニアを治めていたころ、隣の友好国に双子の王子が生まれました。裏切り者の大臣がその一人を盗み、戦いのどさくさに紛れて小舟に乗せて海に流しました。赤ん坊は、戦闘好きな大国カロールメンの漁師に拾われ、奴隷のような境遇にありました。
少年になったシェスタは、気に染まぬ結婚を迫られた姫と、ものを言う馬たちと共にナルニア目指して逃亡の旅へ…
で、いろいろあって父王と祖国を救ってめでたしめでたし(^.^)
前作で、ジルが聞いたナルニアの歴史物語であります。
・面白いせりふ
「激しい攻め戦ではいつも先頭に立ち、必死の逃げ戦ではいつもしんがりをつとめ、そして国内に飢饉があれば、国民のだれよりも貧しい食べ物を食べながらも、だれよりも立派な衣服を着てだれよりも大声で笑ってみせる。これが王というものじゃ」
指導者はこうありたいものだね。