ライオンと魔女

正しい順序で

一番最初に読んだのは左の「魔術師のおい」の原書。指輪の原書を読んだ直後だったので、とても易しく感じた。いきなり英文が読めて嬉しかったな〜(^^)
…「魔術師…」以外は全部パフィンブックスだよ…
内容も面白くて、よし☆全部原書で読んでやる!!と意気込んだよ〜。
ライオンと魔女」も、最初のうちはさくさくと読み進んでいったんだけど、アスランが身を犠牲にするところから、なんか変だぞ!?と感じ始めた。つまりもろに寓意的!なのだ。これってトールキンはどう思ってたんだろう?「わたしは、寓意というものが、どんな形で示されようとどうしても好きになれない」とはっきり言っている。ルイスとトールキンが疎遠になっていった一因ではないかと、ず〜〜〜っと思っていた(いろいろ他にもあったようだけど…)
何はともあれ、残りの5冊は友人に借りた瀬田さん訳で読んだんだっけ。うちのオトボケ息子が生まれたあと少年文庫を古本で揃えたんだから、随分冷めてたんだな〜。年代順に読んだのも興ざめの一因かもしれない。
あらためて読んで、感じたのはバレンタインのチョコより甘い!ご都合主義!ネズミー映画にピッタリ!ナルニアファンのかた、ごめんなさい(m_m)
面白かったのは原文の「Turkish Delight」を「プリン」と訳されていたこと。「なじみのない品物を日本の子供にわかりやすいように置き換えた」と、訳者後書きに書いてあった(瀬田さんらしいな〜^^)
Turkish Delightは↓
http://blog.livedoor.jp/poppetfrance/archives/50379630.html
すっごい甘そう(^◇^;) わたしはゼリービーンズみたいなものかと思っていました(笑)

  • 年代順

・「魔術師のおい」:ナルニア生まれる
・「ライオンと魔女」:数世紀のち
・「馬と少年」:ピーター王のころ
・「カスピアン王子のつのぶえ」:数百年のち
・「朝びらき丸東の海へ」カスピアン王三年
・「銀のいす」:カスピアン王七十年
・「さいごの戦い」チリアン王のころ

  • 発表順(正しい読み方)

・「ライオンと魔女」1950年
・「カスピアン王子のつのぶえ」1951年
・「朝びらき丸東の海へ」1952年
・「銀のいす」1953年
・「馬と少年」1954年
・「魔術師のおい」1955年
・「さいごの戦い」1956年