伝説的サガ4

  • ラグナル・ロズブロークのサガ

ヴォルスングサガの続編(みたいなもの)デンマークの実在のヴァイキングの首長ラグナルと息子たちのお話。「一人の英雄のまわりに多くの伝説、メルヒュン、民間伝承が集まる好例。ロマンチックな空想的な世界。」って、楽しそう♪
・シグルズとブリュンヒルドの間の娘アースラウグを養女にしたヘイミルに、二人が死んだという知らせが届く。探索の手が伸びるのを恐れて三才のアースラウグをつれて、北の国へ旅立つが、ノルウェーで宝に目が眩んだ老夫婦に殺される。アースラウグを、彼等の娘として醜い姿をさせ、卑しい仕事をさせる。
・ラグナルが最初に結婚した妻は、ヘルルズ候の娘ソーラ。彼女が飼ってた蛇が龍に成長して、それを退治したラグナルがソーラと結ばれ、エイレクとアグナル誕生。ソーラは病死。
・次にノルウェーでアースラウグに出会い結婚。四人の息子が生まれる。
・にもかかわらず、スウェーデン王の娘インギビョルンと婚約。それを知ったアースラウグは、自分がシグルズとブリュンヒルドの娘だと明かし、目の回りに蛇のとりまく印のある子を生み、シグルズと名付ける。彼女はラグナルをスウェーデンに行かせない。
・約束の日に来ないラグナルにスウェーデン王は激怒。戦争が始まり、ソーラの子エイレクとアグナルは戦死。ラグナルの留守にその知らせを受けたアースラウグは、最初で最後の涙を流し、復讐を誓う。息子たちと進攻し、スウェーデン王を倒す。
このようにはしょってあらすじを追って行っても面白くないので、以下略…(^◇^;)
その後、英国王に捕らえられて蛇に殺されたラグナルの仇討ちに行って、ルンドゥボグ(ロンドン)を手に入れたり、シグルズ・オルムの娘がハラルド美髪王の母だったり、てんこ盛り。
上の、三人の女性、ソーラ、アースラウグ、インギビョルグもそれぞれ不思議なエピソードがあるし、ラグナルと息子たちの活躍も、龍、怪物退治と宝、蛇牢、恋愛等々英雄伝説のオンパレード。

  • 以上北欧古典の案内

の案内(^^;)になってしまったけど、少しずつ集めて読んでみようと思う。さしあたって「エッダ」の全訳は持っているのでボチボチと始めるか、本気でHoMEに手をつけるか、考え中。「エッダ」の方は韻文だし、HoMEは英文だし…どっちも難しいな〜(>_<)
どちらかというと、「カレワラ」をもう一度図書館で借りてみたい気もする←早く復刊してくれれば良いんだけどね。