フィガロの結婚

beruthiel2008-06-02

モーツァルト作曲 ハイティンク指揮 
クライドボーン・フェスティヴァル(1994年) これと同じものだそうな→

DVD BOOK 魅惑のオペラ フィガロの結婚 モーツァルト

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相変わらず安易なストーリー(笑)でも、モーツァルト大好き♪配役もピッタンコ。フィガロは若々しく、スザンナも賢くて機転が利いて好きだな〜。
ケルビーノは女装(?)したら別嬪…宝塚なみの厚化粧が気にならなくなった(^_^;)

  • 主な登場人物

フィガロ:ジュラルド・フィンリー(Br)
スザンナ:アリソン・ハグリー(S)
伯爵夫人ロジーナ:ルネ・フレミング(S)
アルマヴィーヴァ伯爵:アンドレアス・シュミット(Br)
バルトロ(医者):マンフレット・ロエル(B)
マルチェルリーナ(女中頭):ウェンディ・ヒルハウス(MS)
ケルビーノ(小姓):マリー=アンジェ・トドロヴィチ(MS)
バジリオ(音楽教師):ロバート・ティアー(T)

  • あらすじ(めっちゃ端折って)

・第一幕(召使い部屋)
伯爵家に仕えるフィガロとスザンナは結婚間近だが、伯爵はスザンナにご執心。フィガロは危機を乗り越えようと、作戦開始。
年増のマルチェルリーナは、借金の証文を盾にフィガロとの結婚を目論む。それを聞いたバルトロは、昔の恨みをはらそうと策を練る←フィガロの策略で、ロジーナを伯爵に取られた(理髪師参照)
思春期のケルビーノは、女の子に興味津々。美しい伯爵夫人に憧れている。
・第二幕(伯爵夫人の寝室)
夫の浮気に悩んでいる伯爵夫人のため、夫人宛の偽の恋文を作成して伯爵に嫉妬させる。加えてケルビーノにスザンナの変装をさせ、おびき寄せる作戦を立てるが、失敗。
・第三幕(伯爵家の居間)
バルトロとマルチェルリーナの訴えにニンマリの伯爵は裁判を開始するが、フィガロが二人の盗まれた実の子だと判明。ガックリの伯爵。
フィガロ&スザンナ+バルトロ&マルチェルリーナ合同結婚披露宴で、スザンナはお誘いの手紙を伯爵に渡す←夫人と服を交換して入れ替わり、伯爵懲らしめ作戦。
・第四幕(伯爵家の夜の庭園)
逢い引きの場所で、スザンナ(実は夫人)に甘いささやき。しかしフィガロと夫人(実はスザンナ)の親密な様子に腹を立てるが、スザンナに扮した夫人が現れる。真相を知った伯爵は、自分の非を認め許しを乞う。
優しい伯爵夫人は夫を許し、みんなそろって大団円(^0^)/

  • 別物なんだけど

「理髪師」は、フィガロより伯爵のほうが大活躍。でも、貴族の横暴さを垣間見るような場面もあったぞ!ロジーナもしっかり自分を主張してたけれど、「結婚」のほうの庶民と女性の元気良さに乾杯( ^_^)/□☆□\(^_^ )


原作者ボーマルシェの三部作を読んでみたくなった…フィガロ三部作として白水社から出てるんだって\(◎o◎)/!残念ながら絶版だけど(図書館にあるかにゃ?)→「セビーリャの理髪師、または無益の用心(1775年刊)」「狂おしき一日、またはフィガロの結婚(1784年刊)」「もう一人のタルチュフ、または罪ある母(1792年刊)」
三作目の「罪ある母」は、駄作という噂。ロジーナがケルビーノの子を産むシリアスな展開らしい。