カヴァレリア・ルスティカーナ

映画形式のオペラ。題名は田舎の騎士道という意味だって。
シチリアのひなびた村での、不倫に伴う決闘騒ぎ。復活祭の日の出来事。

歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》全曲 [DVD]

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  • 主な登場人物

サントゥッツァ(村の娘):エレーナ・オブラスツォワ(MS)
トゥリッドゥ(その婚約者):プラシド・ドミンゴ(T)
ルチア(その母):フェドーラ・バルビエリ(A)
ローラ(トゥリッドゥの昔の恋人):Axelle Gall(MS)
アルフィオ(その夫):レナート・ブルゾン(Br)
演出:ゼフレッリ
指揮:プレートル(1082年) スカラ座

  • あらすじ

トゥリッドゥはローラと恋仲だったが、彼が出征している間に金持ちのアルフィオと結婚してしまった。除隊したトゥリッドゥはサントゥッツァと婚約したが、美しいローラを諦めきれない。商売のため留守がちなアルフィオの目を盗んで逢瀬を重ねる。
サントゥッツァは嫉妬のあまり、アルフィオに事の次第を告げる。アルフィオは激怒。復活祭のミサのあと、トゥリッドゥの母ルチアの酒場で決闘の約束をする。
サントゥッツァが後悔しても後の祭り…トゥリッドゥは殺されてしまう。

  • 信仰と激情

復活祭の華やぎとサントゥッツァの嫉妬の情念が対称的「この復活祭が、あなたの呪われた日になるがいい!」
涙ながらにすがりつくのは逆効果よ、サントゥッツァさん。プライドを傷つけられたら、もっと毅然としなきゃ。あの二人は、いずれ窮地に立たされる。。。復讐するなら、もっと効果的にね。…と、言いたくなるようなストーリー。
息もつかせぬ激しいやりとりのトゥリッドゥとサントゥッツァ。喧嘩してるわりには、完璧な二重唱(笑)アルフィオの威勢の良い「馬は勇んで…」が好きだな〜♪