図書館にて

beruthiel2007-09-02

カラマーゾフの兄弟を読む」の続編が存在するのを知って、前二冊を返すと同時に検索。ついでに在庫があったので「謎ときカラマーゾフの兄弟」も借りてきた。勢いに乗って、光文社版第三部も、購入(^^)

謎とき『カラマーゾフの兄弟』 (新潮選書)

謎とき『カラマーゾフの兄弟』 (新潮選書)

カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)

  • 先日の続き(第二部ね^^)

「傲慢」から、支配欲や執着欲が生まれる。そして侮蔑、嫉妬、貧欲…etc.無力で自己向上を放棄した者はニヒリスト、道化者もしくは奴隷…人類の救済はあるのか?
ゾシマ長老の答えは「人を裁くな!おのれ自身を罪あるものとして、許しを請え」…非常に難しいことを(__;)
罪を犯した者を許すことによって、その罪人が自ら罪を自覚し裁くようになるんだって。なかには反省しない者もいるそうな↓
「地獄にあって、争う余地のない知識と、反駁しがたい真実を目にしながら、なおも、傲慢で凶暴な態度をとりつづけるものがいる。悪魔や、その傲慢な精神に全面的に与している、恐ろしい連中もいる。彼らにとって地獄とは、自発的に求められた、つねに飽くことをしらないものだということだ。というのも、彼らは神と生命を呪うことによって、われとわが身を呪っているのだから。
荒野で飢えたものが、自分の身体から自分の血をすすりはじめるのと同じように、彼らは、憎しみに満ちた傲慢さを糧に生きているのだ。それでいて彼らは、永遠に満たされることを知らず、許しをしりぞけ、彼らに呼びかける神を呪う。彼らは生きた神を憎しみなしで見ることができず、彼らはまた生きた神がなくなることを、あるいは神がみずから、さらにはみずからのすべての創造物を破壊することを、求めてやまない…そして彼らは、自分の怒りの火のなかで永遠に焼かれながら、死と虚無を渇望しつづける。だが、死は得られない…」…おおこわ..・ヾ(。><)シ…反省します(。.ヾ
…しかし、亀山さん、すごくやさしい日本語☆発掘して、米川さん訳と比べてみたい(^^)