伝説的サ2

  • フロールヴ・クラキのサガ

デンマークの兄弟王ハールヴダンとフロージ。ハールヴダンの娘シグニューはセーヴィル候に嫁ぎ、その弟の幼いフローアルとヘルギにはレギンが教育係。
・ハールヴダンを妬んだフロージが王を殺し、レギンは王子らを王の親友ヴィーヴィルに託し、自らはフロージに使える。新王は二人の王子を躍起になって探す。
・ヴィーヴィルは探索の手が回ったのを知って、密かに王子たちをセーヴィル候へ送る。王に悟られたセーヴィル候とシグニューは、からくも追撃をかわし。王子を森に隠す。その後、レギンの計らいで王たちは館もろとも焼き殺される。
・フローアルは英国のノリズリ王の娘オグンと結婚し王と共に英国を治める。ヘルギはデンマークを継ぐ。
・ヘルギは、美貌で激しい気性で知られるサクスランドの女王オーロヴに求婚し、屈辱を受ける。彼は変装して女王を欺き捕らえ、幾夜かを過ごし復讐した後に返す。女王は娘を生み、ユルサ(犬の名)と名付けて、家畜番をさせる。成長したユルサを見染めたヘルギは我が子とは知らずに結婚。二人の間に英雄フロールヴが生まれる。女王オーロヴはそれを知って素性を明かし。ユルサは王のもとを去る。
・それからフロールヴの波瀾万丈の冒険が始まる。後にユルサはスウェーデン王アジルスと結婚。彼女がフロールヴに仕えさせたヴォッグという男が「この御方は顔が細く、クラキ(棒)のようだ」といったことから、フローヴヴ・クラキと呼ばれるようになったんだって(^0^)/
巫女や魔法使いが続々出て来て、熊に変身させられたビョルンや片眼のオーディンさんも登場。冬の夜長の炉辺語りの人気レパートリーだったんだろうな〜(^.^)