神話19

  • 新しい世界

・海中から新しい大地が現れ、新しい太陽が天をめぐり輝かしい命が育つ。
・ヴィーザルとヴァーリは生き残り、イザヴェルの野に住む。そこへトールの子モージとマグニも合流。
バルドルとヘズも冥府から戻り、一同はともに腰を下ろして語り合う。
・隠れて朝露で命を繋いでいた二人の人間が出て来て、彼等から新しい人類が生まれる。そこは心配も苦しみも邪悪もなく、喜びと潔白だけが支配する。
・そのとき、すべての者を統べる強き者が天から裁きの庭に降りてくる。
・これって馬小屋で生まれたあの方? カレワラと同じで、土着の信仰が新しい宗教に変わっていったってことかな?

  • (追記)「神々のたそがれ」に載ってたこと

・ロキに騙されてバルドルを殺したヘズは、オーディンと人間の娘から生まれたヴァーリによって殺される。バルドルはヘズを快く迎え、冥府で心安らかに過ごす。
・この「新しい世界」は、オーディンが人間の巫女の手を借りて、未来を見通したヴィジョン。未来に希望を観たオーディンは、潔くラグナレクルを迎えることが出来た。
バルドルの最期の別れにオーディンが囁いた秘密の言葉は「希望と再生」