神話18

  • 世界の終末

・全世界が、人も神ももろともに滅び去るラグナレクル。様々な予言や前兆で、その日がいつなのかを神々は知っていた。
・アースガルズの雄鶏グリンカムビがオーディンの戦士達を目覚めさす、巨人の国の赤い雄鶏フィヤラルが、ヘルの館では煤で赤茶けた雄鶏が鳴く。夏のない冬フィムブルヴェトルがおとずれ、親子兄弟が憎しみ合い邪悪と暴力が全世界を襲う。
・狼どもが太陽と月を呑み込み、星々は天から落ち、大地も山も崩れ落ち、樹々は根こそぎにされる。すべての足枷は解放され、フェンリル狼は自由の身になり、ミズガルズの大蛇が怒濤と共に押し寄せる。死者の爪から造られた船ナグルファル。ロキが舵を取るムスペルの軍勢。
ユグドラシルの樹は震え、天も地も恐怖につつまれる。アース神とヴァルハラの戦士はヴィーグリーズの野にて戦う。
オーディンVsフェンリル狼:狼はオーディンを呑み込むが、ヴィーザルが狼の顎を引き裂く
・トールVsミズガルズの大蛇:大蛇を血祭りに上げるが、その毒で果てる
・フレイVsスルト:スキールニルにやってしまった名剣がないのでフレイは倒される。
・チュールVs冥府の犬ガルム:相討ち
ヘイムダルVsロキ:相討ち
スルトは大地に火焔を投げて全世界を焼き尽くす。大地は海に没し、火炎は天をなめる。