神話9

  • シャチのイズン掠奪

オーディン、ロキ、ヘーニルが一緒に旅をした時食べるものがなくなって、ある谷で雄牛を捕まえて料理を始めた。なかなか煮上がらないので不思議に思っていると、樫の木の上から大鷲が現れ、自分にも食わせてくれれば、料理が出来上がるようにしようと持ちかけた。
出来上がると、鷲は両腿と前脚を食べようとするので、ロキが怒って大きな棒で打ち掛かった。鷲はその棒をロキもろとも空中高く持ち上げて、もし解放して欲しいなら、イズンを若返りの林檎込みで渡すように要求。
・ロキは奸計を持ってイズンをおびき出し、巨人シャチが鷲になってイズンを掠奪。
・イズンの林檎がないため、神々は年を取り始めた。調べてみると、ロキがイズンを騙したことが分かったので、連れ戻すように迫った。ロキはフレイヤに鷹の羽衣を借りてヨーツンヘルムへ飛び立つ。
・鷹のロキにイズンを奪い返されたのを知ったシャチは鷲の姿でロキを追う。追いつかれそうになってアースガルズに滑り込んだロキとイズン。シャチ鷲はアースガルズの城壁の手前で炎に包まれて落下。
・シャチの娘スカジが仇討ちに来て、ニョルズを夫にゲット(海と山の別居結婚の話は12/16を参照)