2007-06-23から1日間の記事一覧

XII 人間と神と祈り

<信仰と瀆神の間を揺れ動くラスコーリニコフ> 幼い頃はまわらぬ舌でお祈りを唱えていた青年が、混乱のロシアの現実を目の当たりにして「神は死んだ!」と、社会から掃き捨てられた極貧の被差別民を人間に引き上げようと志す。彼自身没落貴族で、妹は成金の…