(映画)ラ・ボエーム

beruthiel2009-01-22

(指揮)ベルトラン・ド・ビリー
 2007年4月 ドイツ ミュンヘン・ガスタイク・ホールで録画
ジュリエットちゃん再登場。見た目、可憐&可愛いけれど、結構しっかりしてるのね(^_^;)

  • キャスト                       

ミミ:アンナ・ネトレプコ
ロドルフォ:ロランド・ビリャソン
ムゼッタ:ニコル・キャベル
マルチェッロ:ジョージ・フォン・バーゲン (歌/ボアズ・ダニエル)
ショナール:アドリアン・エレート (歌/ステファーヌ・ドグー)
コルリーネ:ヴィターリ・コワリョフ                    
マルチンドロ(ムゼッタのパトロン):イオアン・ホレンダー (歌/ティツィアーノ・ブラッチ)
合唱:バイエルン放送合唱団 ゲルトナープラッツ国立劇場児童合唱団
管弦楽バイエルン放送交響楽団                    

  • 意外としたたか

字幕なしのクライバー盤で気付かなかったけど、ミミがローソクの火を借りに来たのは、口実だったのね。ロドルフォが一人になったのを見計らってやって来たような演出。鍵を失うのも計画的。ロドルフォも、わざと火を消したり鍵を隠したり…お互いにチャンスを狙ってたってことか☆
アンナ・ネトレプコは、美人だけど蓮っ葉な感じ。ロランド・ビリャソンも、タイプじゃない…今さらながらパヴァロッティとコトルバシュの品の良さを認識(クライバーさん贔屓のせいかも^^;;;)
ミミは、女性にはウケが悪いと思う。ロドルフォと別れてお針子の仕事に戻ったってことは、一緒のときは働かなかった(貧乏詩人なのに^^;)…んで、病気が悪化して仕事が出来なくなったら、金持ちのパトロンを見付けた。。。なんか狡くない?ロドルフォも、死ぬかもしれない恋人を、無責任にも放り出したかたち←金持ちのパトロンを探せと言ってるのと同じ。生活力がないんだから、貧乏でも一緒に暮らしてやった方がなんぼかマシと思うのは、理解不足か?

プッチーニに振られて自ら作曲した原案では、ロドルフォと付き合ってたミミが、金持ちの子爵に乗り替えたことになっているそうな。その後子爵と別れて働きだしたが、病気になって入院。病み上がりでロドルフォを訪ねて行って、楽しかった頃を思い出しながら死んでしまう…こっちの方がありそうな話。プッチーニは、どうしても純愛ものにしたかったのだろう(^_^;