アイーダ

beruthiel2008-06-28

ヴェルディ 
指揮:リッカルド・シャイー
演出、舞台美術:フランコ・ゼッフィレッリ

ヴェルディ:歌劇《アイーダ》 [DVD]

ヴェルディ:歌劇《アイーダ》 [DVD]

2006年12月、ミラノ・スカラ座
凱旋行進曲(好きなの♪)絡みで、だいたいの筋書きはわかってたつもり。
愛し合う恋人同士と、嫉妬の炎を燃やすお姫様(よくあるパターン)
豪華絢爛のステージ。壁画そのままの振り付けはエキゾチック。

  • 配役

アイーダ(王女付きの奴隷、実はエチオピアの王女):ヴィオレータ・ウルマーナ(S)
ラダメス(エジプトの将軍):ロベルト・アラーニャ(T)
アムネリス(エジプトの王女):イルディコ・コムロシ(Ms)
ランフィス(司祭):ジョルジオ・ジュゼッピーニ(Bs)
アモナスロ(エチオピアの王):カルロ・グェルフィ(Br)

  • あらすじ

・第一幕
ファラオの娘アムネリスはラダメスを愛していたが、彼は奴隷娘アイーダと相思相愛の仲。
ラダメスがエチオピア討伐の指揮官に任命されて、恋人と祖国への愛に引き裂かれるアイーダ。二人の仲を察知して、アムネリスは嫉妬に燃える。
・第二幕
エジプト軍の勝利。捕虜のなかにエチオピア王が!…駆け寄ろうとする娘アイーダを制して、身分を隠す。
ファラオは、凱旋将軍ラダメスにアムネリスを与え、後継者に指名。絶望のアイーダ
・第四幕
エチオピア王アモナスロは、アイーダにラダメスから軍事秘密を聞き出すように強要。
アイーダとラダメスは駆け落ちの相談。エジプト軍の手薄な場所を聞き出したアモナスロ。それを目撃したのは王女アムネリス。父娘は逃亡し、ラダメスは裏切り者として捕らえられる。
アムネリスは、アイーダを捨てて命乞いをするよう迫るが、ラダメスは拒否。生き埋めの刑が確定。
アイーダは刑を予測して、閉じられる前に地下牢に潜入。ラダメスとアイーダは、天上の愛と幸福を約束して二重唱。墓の上では、己の嫉妬と軽率な行動に、悔恨の涙のアムネリス。

  • 耳で聴くのが、正しいオペラ鑑賞法なのだろうけれど

オペラ初心者としては、どうも視覚優先になってしまう。つまりアイーダがおばさんぽくて、悲劇のヒロインに見えない。「ソプラノ・ドラマティコ」はヘビー級って、だれかさんが言ってたな〜。。。恋は盲目だよね、ラダメスくん(笑)
愛の妙薬の印象が邪魔してアラーニャ・ラダメスが、立派な軍人らしくないのも、ちょっと違和感。それほど歌手を知らないから何とも言えないけれど、体型的にプラシド・ドミンゴなんか、はまり役じゃないかな?どっちにしても、愛のために軍事機密を易々と漏らすのは立派な軍人とはいえないような気がする(;^_^A