ラスコーリニコフの13日間:四日目

冬宮も綺麗だけど、丸屋根が印象的

<7月11日>
午前十一時、警察署へ出頭し、そこで失神。盗品を石の下に隠す。ラズミーヒンを訪れる。ネヴァ河のパノラマ。この夜から意識不明。

熱にうかされ、犯行の後始末をするところは笑える(笑っちゃいけねぇ^^;)犯罪者って、こんなに慌てふためくものなんだね〜。警察の召喚状に狼狽えるのも納得←下宿の主婦からの借金の催促だった。平常心を保つのは難しい。
ラズミーヒンって、いいヤツ。偏屈なラスコーリニコフと誠実に付き合う、唯一の友人。善良で快活なロシア青年。
「壮麗なパノラマ」とは、ペテルブルグ大学近くのニコライ橋から望む、冬宮とイサーキイ(イサーク)寺院。権威の象徴。ペテルブルグが地獄ならば、さしずめ冬宮はサタンの本拠地と、江川さんはおっしゃる(…バラド・ドゥアみたいなもの?^^;)
…きょうは時間がないので、イサーキイ寺院の写真で誤魔化す(^^ゞ