とりあえず、おしまい

誰でしょう?

なぜ「マビノギオン」かというと、密林でアーサー王伝説やサトクリフを検索していたら、「オススメ商品」に上がっていた。それまで「マビノギオン」という名さえ知らなかった。LoTER関連でケルト関連には興味はあったけれども、北欧やギリシャに比べて、神話というより伝説or昔話と受けとめてたような気がする。登場人物も神様というより人間に近かったりして、トールキンがイギリスに神話が存在しないと言っていたのも理由の一つかもしれない。
それでも、あちこちで読んだり聞いたりした物語のソースを見付けて、どっちが原典かわからないけれども、「お〜、これ知ってる♪」なんて楽しんで読んだほうかな?
もともとケルトの人たちは文字を持たない民族であり、口承の詩人たちが連綿と伝えてきた物語を、11世紀頃から修道僧によって編纂されたものが残っているのだそうな。その間にローマンブリテンの時代や、キリスト教思想によって様々な形に変貌したものもある(と思う。ノルマン・フランス風中世文学の影響も多分あるようだし…)
ドイルド教ってのも正確な原型はよくわかってないと、どこかに書いてあったような気がする。ヨーロッパ大陸ケルトと「島のケルト」と呼ばれるウェールズケルト人と文化的な違いも、比べてみれば面白いかもしれない。
いきなり読んで、ちゃんと理解していないところが沢山あるので、今後の課題として残しておこう(;^_^A

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・大釜:「再生の大釜」死者をよみがえらせ、詩人や画家の発想の源。アーサー王伝説の聖杯に発展する。
・リアンノンの小鳥たち:忘却の力を持つ三羽の小鳥。
・超人的な成長。切り落とされた首…etc.
…もう少し調べて読み返すのも悪くないな〜。
中野節子さん訳は、固有名詞は原ウェールズ語の発音に出来るだけ近い表記にしたとのこと>