ばらの騎士(1979年盤)

クライバーさんにすっかり魅了されて1994年盤と対をなすといわれるこれ↓を鑑賞。

ばらの騎士*歌劇 [DVD]

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  • 配役

陸軍元帥ヴェンデンベルグ侯爵夫人:ギネス・ジョーンズ(S)
オックス男爵(夫人の従兄):マンフレート・ユングヴィルト(B)
オクタヴィアン伯爵(夫人のツバメちゃん):ブリギッテ・ファスベンダー(MS)
ゾフィー(ファニナルの娘):ルチア・ポップ(S)
ファニナル(成金の新興貴族): ベンノ・クシュ(Br)

  • どっちが好きか?

一般的にはこの盤の方が評価は高いけれど、1994年のほうが好み〜(^^)
ブリギッテ・ファスベンダーは「こうもり」のオルロフスキー公爵も演っていて、カルロスさんのお気に入りだったらしい。でも、わたしとしては、フォン・オッターのほうが貴族的でオクタヴィアンには合ってると思う。ルチア・ポップも、もう少し華奢だったらいいのに。
オックス男爵もモルさんのほうが洗練(?)されているような気がする。
クライバーさんのエネルギッシュな若々しさを観られて、損した気はしないけれど(^^)一幕で、センチメンタルな歌を歌うテノールが、若かりし頃のフランシスコ・アライサってのも儲けもの(^0^)/

  • 元帥は公爵or候爵?

元帥夫人が「公爵夫人」だったり「侯爵夫人」だったりする日本語訳。いったいどっち?と調べてみる。
英語版wikipediaでは「Princess Marie Thèrése von Werdenberg」ドイツ語版は「Die Feldmarschallin Fürstin Werdenberg」…わ〜ん、どっちだべさ?princeって公爵のことじゃないの〜?でも、オトボケくんの独語電子辞書を調べると…
公爵:Herzog
侯爵:Fürst, Fürstin (夫人) Marquis, Maruquise(夫人)
…これは、お耳ダンボで再度観なくては(;^_^A