フィガロの結婚(ベーム盤)

1980年東京文化会館…翌年ベームさんは亡くなったんだって。椅子に座って痛々しいほどお年を召してらしたけれど、最晩年の記念すべき指揮だったのね。たぶんウィーンフィルの面々がサポートしてたんだと思う。朝比奈隆さんが椅子をことわって「Standing is my job!」と言ってたのを思い出した。

  • 主な登場人物

フィガロヘルマン・プライ(Br)
スザンナ:ルチア・ポップ(S)
伯爵夫人ロジーナ:グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)
アルマヴィーヴァ伯爵:ベルント・ワイクル(Br)
バルトロ(医者):クルト・リドル(B)
マルチェルリーナ(女中頭):マルガリータ・リロヴァ(MS)
ケルビーノ(小姓):アグネス・バルツァ(MS)
バルバリーナ:マリアヴェヌーティ
ドン・バジリオ(音楽教師):ハインツ・ツェドニク(T)

  • 同じタイトルでも

この前観たハイティンク盤とガラッと雰囲気が変わる。伯爵夫人がおっとりしてて、茶目っ気もあって素敵。伯爵が高橋英樹にそっくり(^◇^;)…良いコンビだわ〜(笑)
ヘルマン・プライフィガロは、きっと当たり役に違いない。ルチア・ポップのスザンナも可愛いけれど、アリソン・ハグリーのほうが好みかも。アグネス・バルツァの美少年ぶりも良いわね(#^.^#)
スザンナとマルチェルリーナとの小競り合い(どうぞお先に♪)は、ハイティンク盤のほうが面白い。いずれにしても、マルチェルリーナがフィガロを自分の息子であると判明したあと、ころっと性格が変わるのってあっけにとられてしまう(笑)スザンナを信じ切って「女は女同士団結しなきゃ♪」って言うところ。。。お陰で丸く収まるんだけど(^_^;)
バジリオの「ロバの皮」の卑屈な歌が入ってなかった(なくても良いけど…下積みのサラリーマンの辛さ^^;)
もう一度二つの演奏を聴きくらべてみよう(^0^)/