サロメ
R.シュトラウス作曲 カール・ベーム指揮
1974年 ウィーン・フィル
図書館で借りたVHSで、ベームさんの映像はなし。。。舞台と言うより映画かな?
画像はDVDのもの→
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 1989/05/25
- メディア: VHS
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- 配役
ヘロデ(ユダヤの領主):ハンス・バイラー(T)
ヘロディアス(その妻):アストリッド・ヴァルナイ(MS)
サロメ(その連れ子):テレサ・ストラータス(S)
ヨカナーン(予言者ヨハネ):ベルント・ヴァイクル(Br)
ナラボート(シリア人衛兵隊長):ヴィエスワフ・オフマン(T)
小姓:ハンナ・シュヴァルツ(A)
- あらすじ(一幕もの)
AD30年頃、エルサレムの宮殿。ヘロデ王は兄を殺しその妻を娶った。メシアの到来を説くヨカナーンは、王夫妻の不義不貞を非難し、古井戸に幽閉されている。
王の好色な視線に耐えきれず宴席を逃れたサロメはヨカナーンの声を聞き、自分に恋をしているナラボートに、彼を連れてくるよう懇願。不思議な魅力の虜となったサロメを、ヨカナーンは「汚れた女の娘」として拒絶し、悔い改めるよう警告。
ヘロデ王はサロメに踊りを所望し、褒美に望みのものを何でも与える約束をする。官能的な「七つのベールの踊り」を踊ったサロメの要求したのは、銀の盆にのったヨカナーンの生首。当惑して他のものを望めと言う王に、応じない。王は根負けして処刑命令を出してしまう。
血まみれの首に狂おしく接吻するサロメに嫌悪して「その女を殺せ!」と命令。
- スケべオヤジで小心者
ヘロデ王が兄を殺してまで手に入れたヘロディアス、すっごいオバハン(笑)サロメの可憐な美しさにメロメロ。自分を非難するヨカナーンの処刑を要求する妻に手を焼いてる。預言者としての人格を認め、世論を恐れて殺すことが出来ない。気の弱い権力者。華奢であどけない乙女が官能のモンスターとなっていくのに震撼としたのね。
引き渡しを要求するユダヤ人や、ヨカナーンが預言者エリアだとするナザレ人やらで、神学論争が結構面白い。。。意見がかみ合わないのは、どこでも同じ(^◇^;)
- ガッカリした人約一名
「ス○リップがあるよ」と聞いて、ワクワクした誰かさん。オペラなんて全然興味がなかったのにね〜。「七つのベールの踊り」は肩すかし(^_^;)若くてきれいなストラータスだから、もっと大胆でもよかったんじゃないかな?…古いビデオだから、制作者が気を遣ったのかも。